私の大好きな果物、小夏の美味しい時期がやってきました!

ここ最近、露地の土佐文旦に関する記事をよく書いていましたが、実は文旦より好きな果物なのが、小夏なんです。ハウス小夏が出始めましたので、家庭用のちょっと傷が入った6個入りをさっそく購入してみて、実食しました。

 

小夏はレモンぐらいの大きさですが、小玉ほど甘みが凝縮され、美味しいと言われています。小玉の分、皮を剥ぐの面倒なのですが、文旦のように内皮を剥ぐわけではないので、ずいぶん楽ではないでしょうか。今回はLサイズと言われるちょっと大きめな小夏でしたけど、大きめ分皮は剥ぎやすいですね。実は小夏はりんごの皮を剥ぐように、包丁入れて皮を剥ぎます。

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ちなみに小夏とは高知県ならではの名前で、宮崎県になると日向夏、愛媛県ではニューサマーオレンジと呼ばれますが、品種は同一になります。

 

今回は上手に皮を剥ぐことができました(笑)

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ちなみに、できるだけ外皮を薄く剥ぎ、白い綿のような内皮を残すように剥ぐのがポイントです。この綿のような内皮が酸味がある果肉とマッチし、甘く感じるのです。白い綿のような内皮がないと、ただ酸っぱいだけの果物になるのです。

 

あとは一口サイズぐらいにカットしてしていくのですが、一年ぶりなのでカットの仕方を間違え、中心の芯が残るようなカットになってしまいました(汗)芯が残ると口の中にも最後まで残ってしまうので、次回はもうちょっと上手にカットしたいと思います。

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鮮やかな黄色の果肉がいかにも美味しそうで、小夏の爽やかな香りが部屋一杯に広がります。これからの汗ばむ季節には爽やかな味がたまらなく感じます。食後のデザートとしてはもちろん、サラダのアクセントとしても食べる機会が多いです。通常は4月・5月に旬を迎える小夏ですが、8月のお盆の暑い時期に冷やして食べても、凄く美味しいですので、冷暗所に保管して、夏場まで保たすこともあります。さすがにその頃には、フレッシュさはなくなりますが、爽やかな甘みと酸味が疲れた体を癒してくれるのは間違いありません。

 

やっぱりフォークで食べるのがオシャレで一番いいですね。

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2〜3年前に、勉強のため青果部門の現場に入り、高知中央卸売市場にトラックに乗って行き、朝4時の早朝から仕入れに行っていました。市場に行くと、小夏のサンプルがいくつか展示され、実際に味見をしてから、競りに立ちます。この生産者の小夏が自分の好みの味だから、◯◯円まで競ってみようと思って競りに望むわけです。市場に行き始めた当初は訳もわからず、みかんの皮を剥ぐ様に小夏の皮を手で剥いでいましたが、市場の人にそんな食べ方では、本当に美味しい小夏はわからんで!と教えて頂き、果物ナイフを常に持つようになりました。

 

更に市場の思い出として、甘みと酸味のバランスが抜群で、上品な小夏を出荷される生産者がありまして、試食用のサンプルもあっと言う間になくなってしまう、人気の小夏があるのです。某高級フルーツ専門店が買い占めるというより、高値で競るので我々スーパーでは、そんな高値では売れないので、ついていけないのです。それでもひょっとしたら、ある程度の価格で競り落とせるかもしれないという薄い期待も持って、競り場に立つ訳ですが、ちょっと大玉のLサイズの小夏が偶然競り落とすことができた!のは、未だに忘れることができません。

 

その気持ちが蘇ってくると、たまには市場にも出向いて行こうかなと気持ちになります。ちょうどインターネット通販用の写真撮影のためにも、近々市場に行こうかなと密かに計画しています(笑)

 

まずはハウス小夏が出始めていますが、このあとは露地小夏も出て来ます。露地小夏は皮は少し固いですが、糖度が高く甘くなっています。露地栽培のため、見た目はあまりよくないですが、その分太陽の光をたっぷり浴び、甘みを蓄えています。ハウス小夏に比べて酸味が強く感じられますが、酸味と甘みのバランスがいいのが特徴です。

 

ぜひ、高知の初夏の味覚を味わってみませんか?

 

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