子供がお手伝いしてくれるのを見てると、弁当の日が広がらないかなと常々思っています。
最近息子がお姉さんに刺激されてか、積極的に台所に立ってお手伝いをしたいとPRしてきます。この日も味噌汁の味噌をとくと言って聞きませんでした。
ちなみに我が家は家こそ分かれておりますが、鬼嫁の両親との二世帯で暮らしており、基本的に食事は鬼嫁のお父さんがよく作ってくれています。この日の味噌汁は、豆乳味噌汁で水(お湯)の代わりに豆乳を使用し、味噌はいつも変わらない量を入れます。豆乳味噌汁はヘルシーの上に、豆乳のまろやかさが引き立ちコクがあるのが特徴です。
正直、朝の忙しい時間帯に子供がやると時間がかかっちゃうのと、火を使うので火傷でもしないかと思い、できればもうちょっと大きくなってからやらない?と思ってついつい取り上げてしまいがちです。けど、息子に取ったらお姉ちゃんがやっているのに、どうして俺にもやらしてくれんが!?という不公平感を味わっているのでしょう。私もできればやらしたくないと思っていましたが、この本を見て考え方が変わりました。
「弁当の日がやってきた」という本です。
厳密にいうと、本を読んでからというより、この本の著者である竹下和男先生の話を聞いてからになります。月に一回CGCの全国トップ会というのが東京でありまして、CGCに加盟している全国のスーパーのトップが集まる会で、竹下和男先生の講演を聞いたのがきっかけです。
話の内容は割愛しますが、以前に私のブログでもちょっと紹介していますので、そちらご覧下さい。その講演に多くのスーパーの経営者が感動し、300人以上のええおっちゃん達が一つの会場ですすり泣く姿は異様だったと思います(笑)私も思わず涙しましたが、ふと横を見ると某土佐山田にあるスーパーの社長さんもボロボロ泣かれていたのは印象的でした。
実は2月にも土佐市のグランディールにて、竹下和男先生の講演があり、今度は社員を連れて参加したわけですが、帰りのバスで感想を聞いてみると、ほとんどの社員が感動したと。自分に子供ができたらそんな教育をしたい、もうちょっと若い時に竹下和男先生の講演を聞いていたら、自分の子供達も変わったかもしれないなど、色んな感想がありました。
私もこの弁当の日が嶺北地域に広がらないかと、機会があればPRさせてもらっています。弁当の日を実施するしないは別にして、まずは竹下和男先生の講演を嶺北地域で聞くことができないかと模索しております。私は二回聞きましたけど、私が伝えるのと実際に講演を聞くのとでは、感動するのはもちろん、全く受け取り方も違うでしょうし、何かしなきゃと感じるはずです。
講演の中で必ず出てくる話が、「はなちゃんのみそ汁」です。
アメリカ旅行中にこの本を読みました。みそ汁の話はちょっと置いておいて、実際に本を見てもらえたらと思いますが、がんになった母親が子供に何を残すことができるのかと、考えさせられる本です。これらの本や講演を聞くと、時間がなくても、ちょっと危なっかしくても子供を台所にたたせ、積極的に手伝いたいという意思がある時は、やらしてあげたいですね。
だって、こんな得意げな顔をされたら、本人はもとより親も嬉しいですから(笑)
口に出しては言いませんが、「俺、こんなにもできるがでー!すごいろう!?」という顔だというのが、見るだけでわかります。
手伝いたいと言ってくれる時に、「また今度ね」と言わないように心がけるようにします。