幻の赤身と呼ばれる部位とは!?マグロ解体ビアパーティーをフォーラム末広で行いました。
ネタはたくさん溜まっているのですが、出張等が続きブログ更新が滞っており失礼しております。先月の話になりますが、フォーラム末広におきまして、まぐろ解体ビアパーティーが開催されましたので、その話でも。
この日は高知産のメバチマグロをお客様の目の前で、解体しました。約30kg前後のマグロでしたが、やはり解体するのも一苦労です。当社の調理人が一同に集い、解体するだけでなく、その解体されたマグロを刺身に、お寿司に腕を振る舞います。過去にも同様のことを行っておりますので、ぜひその時にブログもチェックしてみてください。
なぜ日本人はこれほどまでにマグロが好きなのでしょうか?いつも疑問に思ってしまいますが、好きなもんだから仕方ないですよね。たまに外食でお寿司屋さんに行くことがありますが、開店寿司にせよ、カウンター席で職人さんが目の前で握る寿司せよ、必ず食べるのはまぐろです。大トロよりも中トロ、更には赤身があって、まぐろ一つ取っても色んな味を楽しめるのが魅力です。
最近はこの「中落ち」のような部位に興味がそそられるようになりました。その様子を思わず動画で撮影しちゃいましたが、スプーン一つであっと言う間に身が取れてしまうのは、不思議な感じがします。
マグロの中落ちとは?
背骨(中骨)と背骨の間についている身をスプーンやハマグリの貝殻でそぎ取ったものを「中落ち」といいます。「魚の旨いところは骨の回りの身」と言われる通り、筋も少なくプリプリとした食感を楽しむことができます。中落ちは脂がのることは少なく、さっぱりしていることから、赤身ファンにはたまらない部位です。
業務や一般向けにはほとんど出回らない部位のため、中落ちは「幻の赤身」とも呼べるかもしれません。「中落ち」は1本のまぐろからごくわずかしか製造できません。わずか1%ほどしか取れませんので、まさに究極の赤身と言えるでしょう。
画像がなくて申し訳ないですが、同時にマグロのカマのジャンケン大会も行われました。希望者のみになりますが、マグロのカマをプレゼントさせていただきました。提供できるマグロのカマに対し、希望者が多かったのですので、仕方なくジャンケンで抽選させていただきました。あんな大きなマグロのカマをご家庭でどのように調理されるかが不思議ですが、美味しい部位には目がないのですね。
私の場合は、自宅で調理することを考えるだけでちょっと抵抗してしまいますが、食べるだけならいつでも参加させてもらいます(笑)来年もフォーラム末広でまぐろ解体ショーを開催すると思いますので、ぜひご参加ください。