当社が四万十うなぎに惚れ込み、オススメする三つの理由。
中土佐町久礼大正町市場に寄ったりしましたが、本来の目的はこちらにお伺いするのが目的でしたので、ようやく本編をお楽しみ下さい。当社が土用丑の日などの力を入れて販売しているのは、こちらの「四万十うなぎ」です。四万十うなぎ株式会社で製造される養鰻を見学させていただきました。
四万十うなぎとは?
————————————————————————————————————————————
日本最後の清流「四万十川」河口で採捕されるシラスウナギが、四万十ウナギと呼ばれています。そして、そのシラスウナギを四万十川源流域で、徹底した安全管理のもと、豊富できれいな地下水を使って育てられ、身が柔らかく、ほど良く脂がのっている『安心・安全・おいしい』を追及したものがこの「四万十ウナギ」です。
四万十川で捕った稚魚を四万十川の伏流水で育てたうなぎは、身が柔らかく泥臭さもありまん。うなぎへの飼料はすけそうだらと四万十青ノリを練り合わせたもので、抗生物質やホルモン剤は一切使用しておりません。
————————————————————————————————————————————
実際に製造している工場内を見学しました。さばいたばっかりの鰻が、専用の焼き機で表面はふっくらと、裏面はカリッと焼かれていきます。
裏面もしっかり焼けているのを見せていただきました。この日はちょうど白焼きを焼くラインの日でしたが、蒲焼きの場合はこのあと秘伝のタレで四度のタレ漬けが行われます。この日見れなかったのは少々残念ですが、また機会を見つけて見学しに行きたいと思います。
製造工場を見学したあとは、しばらく四万十川上流に車を走らせ、養鰻場を見学させていただきました。恥ずかしながら養鰻場を見学するのは初めてになります。当社が四万十うなぎに惚れ込み、おすすめするのには3つの理由が。
1.餌に地元高知県産のものを使っている。
うなぎの餌には、主に魚粉が使われておりますが、四万十うなぎはその魚粉をベースに独自に配合した餌を使用しています。中でも特徴的なのは、四万十川産の青海苔を配合しています。地元で育てるものだから、できるだけ地元に貢献できるような餌を使う。そんな思いがひしひしと伝わってきました。
2.四万十川の伏流水を使用している。
養鰻場の後ろ側にはこのように、日本最後の清流と呼ばれる四万十川が流れています。その四万十川の伏流水を使って、四万十うなぎが育てられています。鰻が生育できる水温に、ボイラーにて徹底した水温管理がさせています。水温を上げるためのボイラーは、高知県産のおがくずを燃焼していてます。ボイラーのおがくずまで高知県産にこだわっているのは、頭が下がります。高知県は森林率が84%もあり、まさしく森林王国といって過言ではありません。その地元から排出されるものを有効活用されています。
池ではこのように、丸々と大きくなったうなぎが泳いでいます。と思いましたが、実はこれは寝ているところだそうです。一カ所に集まって動かないので不思議に思っていたら、このように寝るのだそうです。
3.嫌な臭いが全くしない。
通常淡水魚が養殖される池は、独特の臭いがしますが、四万十うなぎさんの養鰻場の池では全く臭いがしません。それは上に記述した餌にこだわり、四万十川の伏流水を使用していることが大きく関係しているかもしれません。地下天然水(四万十川主流域にある見付側の水)で3日~7日間立て上げ鰻独特の臭みを取り除き風味のある肉質に変えているようです。
このように養鰻場に入らせてもらっても、臭いが全くありませんので、普通にいることができます。唯一ハウスの中にいるので、気温は熱くサウナのようにいるようで、自然と汗が出てきます。
やはり産地見学に行くと、今まで知らなかったことを教えてもらったり、生産・製造する側のこだわりを知ることができたり、本当にお邪魔してよかったと思っています。今回訪問した「四万十うなぎ株式会社」さんはシラスウナギの採捕から養殖、加工、販売まで徹底した生産管理で行っております。一環した生産体制を取られている養鰻会社は全国的に見ても少ないようです。
そのようなお取引先と取引させていただくことは、非常にありがたいことであり、今後も引き続き変わらぬお付き合いをお願いしたいと思っております。今年の土用丑の日は商品を欠品させてしまいましたが、来年はそんなことがないようにしていきたいと思います。ぜひ一度四万十うなぎを食べてみてくださいね。