大月町古満目漁港から定置網漁を見に行きましたが、果たしてその結果とは!?
宿毛で美味しい魚を食べた翌日は、早朝4時起きで大月町古満目漁港まで移動して、定置網漁の見学をさせていただきました。上の画像は6時頃に古満目漁港を出発したばかりの様子を撮ったものです。あと少しで日の出が見えそうですが、月もはっきりと見ることができました。ちょうどこの日は、日頃の行いがいいのか(笑)、天気が良い上に海はほとんど波がないような状況でした。
まさしく、凪といった状態で、船に揺られて船酔いを心配していた私にとって、酔い止めを飲んだりしていていましたので、本当に絶好のコンディションでした。波がないといってもそれでも少しはあるわけで、酒に酔うには歓迎ですが、船酔いだけは避けたいものです。さすがに船上で吐くことはありませんでしたが、船から降りても揺れた感じがするのは嫌なもんですよね(苦笑)
早くも磯釣りをしている方がいらっしゃいました。
当社従業員にも磯釣りを趣味にしている人がおりますが、船から磯に降ろしてもらって、一人寂しくずーっと釣りをするなんて、私は耐えることはできません。釣りには興味ないことはないですけど、こんな寂しい釣りは避けたいものです。もし、波でもさらわれたりしたら・・・なんてネガティブな発想が先に立ちますね。
30分ほど船で走ったでしょうか。定置網がある所につくと、ちょうど清々しい日の出を見ることができました。
こちらの定置網漁は二隻の船の距離を縮めるようにして、網を上げていきます。初めて間近でみたので、よくわかならかったですが、2隻の船の息が合ってないとできないものなでしょうね。漁師さんの手際のよさ、仕事に魚に地域に対する思いなどを近くで感じることができ、プロとしてのかっこよさを見ることができました。我々も食を扱うプロして、かっこいいと言われる職業にしたいものです。
どれだけ魚が揚がっているのか、こっちまでドキドキしてきます。
で、結果は・・・
不漁のようでした(大汗)
普段どれくらい獲れているのはわかりませんので、比較のしようがないですが、素人から見ても少ないのは明らかでした。天気はよかったのですが、不漁なのは、見学についていった私達のせい???という考えがよぎりましたが、考えるのをやめることにしました。毎日約束された漁があるわけではなく、日によって大きなバラツキがあるのも、我々の商売と違って大変な職業だなと思いました。
港に着いてからは、魚種別に仕分けする作業に入ります。
この仕分けをされた魚が、10時にはすくも湾中央市場地方卸売市場に入荷されるわけです。ということは昼には各小売店やお客様の手元に届くわけですから、やっぱりなんといっても鮮度が違いますよね!
と、いうことで、すくも湾中央市場地方卸売市場横にある食堂で、今朝揚がったばかりの刺身を頂きました。
名前を忘れてしまったんですが、右側は赤色の珍しい魚でした。見た目の派手さとは裏腹に繊細な味で、海老のような甘さを感じる美味しい刺身でした。地域は変われど刺身には必ずニンニクスライスがついてあるのが、高知県ならではですね。この時は朝の10時過ぎですが、食堂にいらっしゃった市場関係者の方かと思われますが、既に仕事を終えたのか、ビールをグイグイ飲んでいたのはビックリでした。
思わずこちらも負けずにビールを飲もうか!という気持ちになりましたけど、このあと仕事が控えておりましたので、断念しました・・・
最後に二日間大変お世話になりました、与力水産株式会社の吉村社長様、どうもありがとうございました!
しかし、私は眉間にしわが寄り過ぎですね・・・