農薬を使わずに有機堆肥で育てた藁を、鰹のタタキ用の藁として大事に収穫しました。

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書いたばっかりの記事の続きみたいになっちゃいましたが、またまた鰹のタタキネタです(笑)こちらはつい昨日食べた、当店で焼いた鰹のタタキです。自宅では居酒屋さんのように、分厚目に自由にカットできるのがいいですね。

当社の鰹のタタキは、自社の専用の焼き場で職人さんが、一つずつ丁寧に焼いております。もともと当社はスーパーマーケットが母体ですが、他のスーパーを見ても、店舗に鰹のタタキ専用の焼き場があるスーパーは、見たことがありません。鰹のタタキを焼くだけのために建てた小屋は、今でも毎日のように利用しています。

これは通販用の鰹のタタキに限ってになりますが、もう一つのこだわりがあります。それは、鰹のタタキを藁焼きする「藁」は、農薬を使わずに有機堆肥で育てた藁なのです。しかも、他から仕入れた藁ではなくて、自家製の藁です。

今年は、この嶺北地域ではちょっと収穫するのが早いですが、先日稲刈りを行いましたので、そのお手伝いをしました。

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午前中には稲刈りを終わっていたのですが、午後から社員一同とお手伝いしたのは、刈った藁を田んぼ一面から集めて来て、それを干す作業です。こんな光景をよくみることがあるかと思いますが、それは稲穂がついた稲を干すために行っているものです。

近くに来て、よく見ればわかりますが、稲穂がついてません。

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若干稲穂が残っているのもありますが、こちらはスズメさんの餌になるようです(笑)お米をを育ててられる方から見ると、一体何をしてるんだろうと思うはずです。稲穂がついていない、稲を干すなんて!?と思うことでしょう。まさか、鰹のタタキ用に藁を乾燥しているなんて、思う人はきっと少ないと思います。

私もやってみてわかったのですが、藁を田んぼ一面から集めて来て、干す作業は結構大変な仕事です。

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田んぼはやはり歩きにくいですし、足も取られたりします。重機を使って作業はしていますが、田んぼの端から藁を取って来ないと行けないので、何度も田んぼを往復しないといけません。秋になったとはいえ、日が照ると汗もかきますし、体力を消耗します。こんなに大変な思いして、作っているのが当社の鰹のタタキなんだなと改めて感じることができました。

ネットで調べてみましたけど、農薬を使わずに有機堆肥で育てた藁で、鰹のタタキを焼いているお店はそうそうありません。しかもその藁は自家製ですから、当社だけの試みであると言っても過言でないでしょう。確かに山の中にあるお店ですので、何で鰹のタタキを売っているイメージがわきにくいと言われたこともありますが、この地でやってるからこその魅力ではないでしょうか。

農薬を使わずに有機堆肥でお米を育てるのは、本当に大変で、非常に効率も悪いということも恥ずかしながら最近知りました。今度稲刈りの体験イベントで鎌で刈る田んぼは、約1.5反(約450坪)ありますが、2〜3俵しか取れないようです。今年は特に草も多く生えておりますので、更に収穫量は少ないかもしれません。通常の田んぼは1反で5俵取れるそうですので、仮に3俵取れるとしても、倍半分以上の効率の悪さがお分かり頂けるかと思います。

それでも安心・安全な食生活を提供したいと思って始めたのが、すえひろおんちゃん(現相談役)ですので、私自身米づくりはようしませんが、なんとかその思いを引き継いでいきたいと思っています。思いを引き継ぐだけでなく、その価値をもっと高めることができないかと日々考えております。

そんなことから、9月15日(月)には6月に田植えしたお米の収穫を行います。正直言うとイベントに人を集めるのに苦労をしていますが、地道にこういった活動を続けることにより、すえひろおんちゃんが作るお米の価値を高めていければと思っています。ここのところ晴れが続いていますので、9月15日も晴れることを願っています。

 

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