父の日は贅沢に、解体したばかりの生本マグロで、お祝いをしてもらいました。
6月15日(日)は父の日でしたね。実はここ数年、母の日より父の日の方が支出が上がって来ているのはご存知でしょうか?確かに父の日の方が、ステーキやお寿司など普段頑張っているお父さんにごちそうしたいというニーズが高まっているのでしょうか。もちろんお母さんも頑張っているのでしょうが、父の威厳が見直されているのかもしれません(笑)我が家は私の威厳はどんどん下がっているような気もしますが・・・
さて、父の日には末広ショッピングセンター本店では、ちょっと贅沢なものを食べて頂こうと、生本マグロの解体ショーを行いました。
本来であれば午前中にやりたかったのですが、ちょうどこの日の午前中はW杯の日本代表戦がありましたので、午後からお客様が来られるだろうと思ってPM3:00からの解体となりました。この日のマグロは、大分産の32.6kg、養殖の本マグロです。
本マグロとは?
本マグロはクロマグロと呼ばれ、ほとんどが刺身で提供される生食用高級食材です。本まぐろは肉質や脂の乗りがマグロのなかでも最上質と言われています。とにかく脂の乗ったトロと呼ばれる部位が美味しいマグロですね。このマグロは養殖ですが、テレビなどでよく紹介されるのが、大間(青森県)の天然の本マグロですね。私も一度だけ食べたことがありますが、それはもう別格で、脂の乗りだけでなく、赤身とのバランスが絶妙なマグロでした。
32.6kgと小さめのマグロではありますが、それでも大人が解体するにも十分な大きさです。スピードも必要ですので、二人がかりで解体します。
マグロ解体も久しぶりに行いましたので、気がついたら珍しく多くの人だかりができていました。
マグロ解体はよく朝市の時に行っていましたが、メバチマグロやキハダマグロが中心で、実は本マグロを解体するのは初めてなのです。小ぶりの本マグロとはいえど、やはり高価な食べ物であることは間違いありません。ですので、事前に鮮魚部門の責任者から何度も確認されました。「常務、このサイズだと◯◯円しますけど、ほんとやっていいのでしょうか!?」と。私はお客様に喜んでもらうイベントですので、「思い切ってやりなさい。」と回答しました。
けど、また後日になって、「もし売れずに残ったら、どうしましょう?」と色々と不安のようでした。経営者視線を持って、できるだけ経費をかけないように社員が考えてくれるのはありがたいことです。
近くで見ると迫力もあって、ついつい見とれてしまいます。
脂の乗った綺麗な切り身がなんとも言えません。
なんと贅沢に本マグロの試食も出ていました。
私も思わずつまみ食いしそうになりましたけど、さすがに我慢しました(笑)本マグロの試食を出すこともそうそうありませんので、試食を出すとすぐになくなっていました。
その日の夕食はその生本マグロで握ったにぎり寿司でした。
父の日に本マグロのにぎり寿司が食べれるなんて、幸せです。我が家の部屋のライトは黄色系ですので、その下で撮影するとどうしても黄ばんだように見え、本マグロの美味しそうなピンク色が撮ることができません。決して本マグロの色が悪いわけではありませんので、お間違えのないように・・・
ちょうどこの日は本マグロ解体の他に、お刺身バイキングを開催しておりましたので、そちらも夕食の一品に並びました。
全部で15種類ぐらいあるお刺身の中から好きなものを選ぶことができます。1カップ200円で、5カップで880円となります。お刺身盛り合わせは自分の好きでないネタが一つでもあると、その盛り合わせは買わないというのが人間の心情です。ですので、自分の好きなネタだけを選んでもらおうとこのバイキングが始まったわけです。
まだまだお客様には浸透してないようで、どうやってこのカップを取ったらいいのかわからない人や、取ったのはいいけどトレイに乗せてどうやって精算すればいいのかわからず、戸惑っている人も何人か見かけました。あとはラップや蓋をしていませんおで、どうしてもお刺身が乾燥しやすいという課題もあります。そこらも順番に改善していきたいですね。
ただのお刺身だけはなく、カルパッチョや珍味、サラダなども取り揃えておりますので、自分の好きなものがきっと見つかるはずです。上の画像は鬼嫁が選んだものですが、私なら鰹のタタキ、マグロの赤身、アジを選ぶでしょうか。
この日は娘からも感謝の手紙も頂き、いい父の日を迎えることができました。