その日水揚げされた魚がなくても美味しい!「かもん亭」が人気の理由。

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年末年始商戦がちょっと落ち着きましたので、慰労も兼ねて今年初めての外食に繰り出すことに。今年初めての外食に繰り出したお店は、昨年の勝手にうまいもんランキングで第二位に入った「かもん亭」さんです。

【かもん亭】

住所: 〒780-0822 高知県高知市はりまや町2丁目3−13
電話:088-885-0855
営業時間:17:30~25:00 夜10時以降入店可、日曜営業
定休日:火曜日

人気のお店ですので、もちろん予約は必須です。予約の電話をしたところ、市場がまだ開いてないので、魚の入荷がないとのことでしたが、美味しいもが食べたくて躊躇なくお店にいきました。

上の突き出しは、高知ではよくたべるチャーテをなんとぬたで和えたものです。チャーテとは、「ハヤトウリ」「インドウリ」と呼ばれるウリ科の植物です。高知県ではチャーテを栽培する人が多く、塩漬けにしたり、炒め物にしたり、煮付けたりと色んな料理用途があります。コリコリとした食感がクセになる美味しい野菜です。

ぬたとは、高知県特有の葉にんにく、白味噌、ゆず酢、砂糖からなるぬた高知県ならではの調味料です。ブリの刺身を食べるときによく使われ、魚の匂い消しに使われますが、もともと鮮度がいいどろめには必要ないぐらいではないでしょうか。匂い消しというより、ニンニク好きな高知県人ならではの調味料です。魚以外でも冷や奴やこんにゃくなどにもかけて食べることもあります。

チャーテとぬたが合うなんて知りませんでした。しかも、お正月用に数の子を上に乗せる気配りが嬉しいですね。

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お次に出てきたのは、はちきん地鶏の塩焼きです。はちきん地鶏とは、シコシコとした食感と濃厚な味が絶品の地鶏です。土佐はちきん地鶏は引き締った肉質で、市販のブロイラーに比べて脂肪が少なく、熟成した味わいが特徴です。塩焼きなどにすると素材そのものの旨さを味わえます。「雑味のないすっきりとした味」、「骨の髄までうまみが詰まっている」と、県内の料理人からの評価も高い土佐はちきん地鶏なんです。

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室戸産のマンチョウの唐揚げ。マンチョウとはマンボーの腸のことだそうです。唐揚げにしてもシコシコした食感が特徴的な美味しい唐揚げでした。

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しゅりの里の卵かけごはんも美味でした。鰹節と昆布を混ぜて食べる卵かけご飯なんて、初めてです。鰹節の香りと昆布の塩加減が絶妙にマッチして、この時すでにお腹いっぱいになりかけていましたが、ペロリとごはん一杯食べれそうでした。自宅でも試してみたい一品です。

しゅりの里とは、高齢過疎化の進む村で「里を守りたい」と言う思いから、「しゅり(守里)の里」を名付けたようです。しゅりの里の卵は緑豊かな高知県三原村の新鮮な空気と水で、のびのびと育った放し飼い地鶏が産んでいる卵です。健康な鶏が、健康な卵を産むと、栄養価が高く弾力のある卵です。黄身を手でつかんだりすることもでき、楊枝を立てたりしても黄身が崩れないのが特徴です。

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最後の締めに土佐あかうしの藁焼きです。過去のブログにも紹介したことがありますが、盛りつけ方がまた異なっており、更に美味しく感じました。藁焼きならではの香ばしい香りを感じることができ、噛めば噛むほど味わい深い土佐あかうしの赤身が本当に美味しかったです。脂っこさは全く感じませんので、最後でもサラッと食べることができます。

この日は市場が正月休みのため、水揚げなく新鮮な魚の入荷がないということでしたが、十分に美味しい料理を堪能することができました。やはり「かもん亭」さんが人気の理由は、高知県の特産物をふんだんに使って、とっても上手に料理されているからでしょう。

おかげで日本酒がすすみ、一人で四合ほど飲んでしまい、飲み過ぎてしまったのはいうまでもありません。あと、美味しいフレッシュな日本酒の品揃えが素晴らしいことも上げられますが、飲み過ぎにはご注意を(笑)

 

 

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