個人的に苦手な牡蠣（かき）も、大船渡「かき小屋」の新鮮なものは5個も食べちゃいました。

公開済み: 2014年10月3日
更新: 2014年10月3日
作成者: 谷脇敦
カテゴリー: 雑記
タグ: さんま, 大船渡, 牡蠣

この三陸優良企業視察ツアーも、今回で最終となりますが、番外編も書く予定ですので、もうちょっとお付き合い下さい。大船渡市では屋台村の他にも色んな場所に視察に行きましたが、ダイジェストでお送りしたいと思います。同じく大船渡市にある「津波伝承館」にも寄りました。

こちらは「かもめの玉子」という有名な和菓子を製造されているさいとう製菓株式会社さんの中にあって、津波について、館長さんから詳しく説明して頂けます。

津波伝承館の館長さんは、こちらの映像を撮られた方であります。地震が起きた直後にiPhoneで撮影されたとおっしゃっていましたので、まだまだ揺れが続いているのに、「津波が来るから、すぐに避難しなさい！」とおっしゃっていたのが印象的でした。津波については、多くは触れませんが、すぐ高台に逃げること、決して戻ったりしないことと何度も語られていたのを肝に銘じたいと思います。

「及川冷蔵」さんの工場にも寄ることができました。及川冷蔵さんは大船渡湾の近くにある工場ですが、津波に流され、工場の柱しか残らなかったといいます。

それでも復興され、その柱をいかして同じ場所に工場を建てられました。現在は旬のさんまを中心に出荷をしているようですが、東日本大震災前の売上に戻ってきたとおっしゃていました。

一日に何トンものさんまが入荷され、そのさんまをサイズごとで仕分けをし、梱包していきます。当社も鮮度のいい大船渡産のさんまを仕入れたい思いにかられましたが、先方の社長より「1トンから出荷できます」と言われ、断念しました（笑）1トンと言えば、一体何尾あるんでしょう？当社では2店舗ありますが、一週間あっても販売しきれない量というのは理解できました。せっかくなので、個人的においかわさんのネットショップで、さんまを注文することにしました。

全て機械化ではなく、重要なところは人の手で丁寧に確認・作業されていました。

このあとには、かき小屋という大船渡産の新鮮なカキを食べれる場所に移動しました。

本来の予定は、船に乗せてもらい牡蠣の養殖場所まで連れて行ってもらう予定でしたが、まさかの大雨で断念するしかありませんでした。聞くところによると大船渡市では久しぶりの大雨のようで、珍しいとおっしゃっていました。大雨の影響で道路が冠水し、迂回しないといけない道路もあったぐらいです。まさかこんな場所でも大雨に合うとは思っておらず、8月嶺北（れいほく）地域では嫌というほど、雨に合いましたので、東北まで来て雨に合うとは・・・（大汗）

気を取り直して、こちらでは蒸し焼きにした牡蠣を食べることができます、こんな大きな牡蠣が一皿（5〜6個入って）1000円というのは安くないですか！？もちろん、定額で牡蠣の食べ放題もできるようですが、実は牡蠣が苦手な私は興味がありません。牡蠣を食べれないことはないのですが、できれば避けたいと思っている食べ物の一つです。

何が理由で牡蠣が嫌いになったかはわかりませんが、幼い頃はよく食べていたのを覚えています。よく祖父に連れられて、高知県宇佐や仁淀川の河口まで行き、牡蠣を取っていました。その取ってきた牡蠣をトントンと貝殻を剥ぐ作業もやりましたが、手をよく切ったのも覚えています。取り立ての牡蠣を一斗缶の上で、炭火焼にして食べていました。けど、いつからか牡蠣が苦手になっていました。

身を食べるのは避けていましたが、母が年始に作るお雑煮は、牡蠣をダシに取ります。その牡蠣のダシで作ったお雑煮は好きなものの一つです。今回は意を決してというわけではないですが、せっかく来たのだから1個ぐらいは食べようと思って食べてみました・・・が、それの美味しいこと！こちらのオーナーさんがおっしゃっていましたが、牡蠣は生ではなく、加熱して食べるのが一番美味しいと。生食用は生で食べれるように滅菌をするため、48時間滅菌した海水に浸けます。その時に菌と一緒に旨味に出てしまっていると。

一般的な認識として、生食用の牡蠣は新鮮で、加熱用の牡蠣は鮮度が落ちたものと思われていますが、そうではないということを教えられました。鍋にしたり焼くのに生食用の牡蠣を使う方がいるが、それは間違っていると、スーパーもそれらをわかって販売してもらいたい。お客様に伝えてもらいたいとおっしゃっていました。

蒸し焼きの牡蠣以外にも、私は海鮮ラーメンを注文。

牡蠣以外にもイカ・ホタテ・むらさき貝・わかめ・海藻など海のダシいっぱいのラーメンは美味しかったです。

鬼嫁は超どデカサイズのカキフライ定食を注文しました。

大船渡の牡蠣は3年ほど置いた牡蠣ですので、身自体が大きく、しかも味が濃厚なんです。1個食べ終わった頃には、もう1個食べたい衝動にかられます。牡蠣が苦手な私でも、気がつけば蒸し焼き・ラーメン・カキフライで全部で5個も食べてしまいました。鬼嫁は美味しかったようで、蒸し焼きをもう一皿追加注文していたのには驚きでしたけど・・・

十分にカキを食べましたので、しばらくは食べなくていいかなと思います。決してカキの食べ放題ツアーなんかに私を誘わないでくださいね。