農薬を使わずに、有機堆肥でお米を育てる大変さがよくわかる、稲刈りイベントとなりました。
本日の10時より土佐町南泉地区にて、第一回末広稲刈りイベントを行いました。なんとか天気にも恵まれ、快晴の中稲刈りを行うことができました。上の画像は最後に記念撮影を行ったものですが、この時には曇りがちですが、無事終えるまで天気が保ったのがよかったです。残念ながら三連休の最後の日とあって、田植えの時より参加人数は少なかったですが、高知市内からの参加もあって、田植えから稲刈りまで行うことができました。
正直のところ、特に今年はお米の出来が悪いんです。
上の画像を見てもわかるように、稲より草の方が多いぐらいです(笑)奥の方なんかは特に青々としており、草だらけなのがおわかり頂けるのではないでしょうか。更には今年の大雨の影響を受け、この田んぼも水に浸かりました。その水に流されている個所もあって、いくつかの稲は倒れてるもあります。この田んぼで約1.5反あり、通常で3俵(約180kg)ぐらいお米が取れるのですが、今年ももっと少ないかもしれません。
ちなみに通常の育て方で、1反で約5俵のお米が取れるのが一つの目安のようです。それと比べるといかに効率が悪いかがわかるかと思います。有機農業で生計を立てていくのは本当に大変なんだなと思いました。けど、それでも安心・安全な食生活を提供したいというのが、すえひろおんちゃんこと弊社相談役ですので、その思いになんとか付いて行きたいと思っています。
私も実際に稲刈りをやってみましたが、いまいちペースがつかめません。
特に草が多いので、どこを刈ったらいいのか悩みます。自分が田植えしたお米がどうなっているのかも気になっていましたが、とにかく刈らないと終わりませんので必死です。子供達は最初こそ興味津々で取り組みますが、後半になると飽きてくるようで、泥で遊んだり、流れている水路の水に浸かったり、生き物を捕まえたりと、ほっておいても遊ぶには事を欠きません。
下の画像を見ると、慣れてる人と慣れてない人とのスピードの差が歴然です。
左側の奥まで刈っているのが、弊社相談役です。右側の手前にちょっとしか刈れてないのが、私です・・・(汗)同じ時間を刈ったはずなのに、こんなにも刈る量とスピードが違うものかと、ビックリしました。手で刈るのがこんなにも大変なのかと痛感しました。参加した子供達が、どこまで気づいたのかわかりませんが、こんなにも大変な思いをして、お米ができていること。そのお米を無駄にせず、大事に食べること。に気づいてもらえたらと思います。
一番気づいてないのは、我が息子ですが・・・(汗)
稲刈りはそこそこに、水路で遊んでいるかと思ったら、気がついたら裸になってました!水遊びが楽しいのはわかるけど、そこまで没頭できることに、親ながら恥ずかしい感じです。ほんのわずかな水路でも色んなことを思いついて、びしょびしょになるまで遊べるのは逆に羨ましくもありますが。今年は特に雨が多かったので、川で泳ぐこともできず、海にもプールにも行かなかったもので、遊びたいのはわかりますけどね。
稲刈りを終えると、お待ちかねのランチタイムです。
今回の弁当には珍しい「アメゴの甘露煮」が入っていました。
アメゴとは?
体に朱または鮮紅色の斑点があり、美しい姿態と味の良さから『渓流の女王』と呼ばれています。一つの魚で色々な名前があり、東日本では「ヤマメ」「ヤマベ」「アメノウオ」、西日本では「アマゴ」「エノハ」と呼ばれています。四国では、雨が降ると活性があがり釣りやすくなることから「雨子(アメゴ)」と呼ばれています。サケ風のやや赤味がかった身の色で、皮目に独特の上品な風味があり旨味があります。
そのアメゴを甘く煮付けたもので、味つけが絶妙で、川魚独特の匂いや味はほとんで感じることはありません。当店でもアメゴの商品を販売しております。年間でほとんど売れない商品ですが(笑)、改めて食べると美味しいものですね。自社で作っていますので、手前味噌になりますが、本当に美味しいお弁当でした。外で食べるお弁当は格別ですね。
更にお米は今年の新米を味わうことができました。新米ならではの香りと柔らかい食感がなんともいえません。お米の美味しさを改めて感じることができるのは、この時期だけですから、ぜひ新米を食べてください。
無事イベントも終わり、正直ほっとしております。正直言うと参加者を集めるのに苦労しましたが、今年始めた取り組んだイベントを元に、来年は更なる進化をとげた楽しいイベントにしていきたいと思っておりますので、ぜひご期待下さい。こういったことを地道に取り組みながら、当社商品の価値を少しでもあげていきます。