土佐高知の水産会社直営店「魚頭大熊 (うおがしらだいくま)」で、鰹の塩タタキを堪能。
小中学校の同級生が高知に転勤になったと聞き、じゃあ約5年ぶり?もっとそれ以上かも、に飲みに行くことになりました。実はいうとこのお盆前の時期に高知市内に飲みに行くとは、一回もなく、どのお店にしようとかと悩みました。せっかく高松から高知になったので、まずはひろめ市場でもという案もよぎりましたが、混雑が予想されるので、ゆっくりと食事をできるところはと思って、今回お店を選びました。
【魚頭大熊(うおがしらだいくま)】
住所: 〒780-0843 高知県高知市廿代町4−9 メトロポリタンビル
電話:088-802-2177
魚頭大熊は土佐高知の水産会社「大熊」の直営店です。水産の高知中央卸売市場は、地方卸売市場になってしまいましたが、弘化台にある市場では、二つの荷受け会社があります。一つは「大熊」ともう一つは「土佐魚類」です。要は何が言いたいかというと、大熊は市場の荷受け会社(卸売をする会社)なので、美味しい魚を取り扱うプロですね。
そんなプロが扱う鰹の塩タタキは美味しくて、このお店ができた当初は、並んでまでお店に何度か通っていました。久しぶりに行きましたが、鰹のタタキの分厚さはなかなかの厚さでした。高松から高知に来た友人も、初めて本場の鰹のタタキを食べるのか、食べるペースが早く、ほんと美味しそうに食べていました。
鰹のタタキ以外にも、鰹の刺身も食べることができます。
刺身も好きなんですが、ここ最近はタタキの方に好みが偏っています。塩タタキなので、塩をかけてシンプルに食べるのですが、このお店では柚子酢ではなくて、ぶしゅかんの果汁をかけて食べることをオススメしていました。
ぶしゅかん(仏手柑)とは?
酢ミカンの一種。ユズやミカンの仲間で、高知ではぶしゅかんと呼ばれています。一説によると仏像の御手にのっている「宝珠」に似ていることから“仏手柑=ぶしゅかん”と呼ばれるようになったようです。高知では美味しい魚に欠かせない存在で、地元の人からは「酢の王様」として愛されています。見た目は徳島県特産のすだちにもよく似ていますが、すだちより酸味が強く、フルーティでまろやかな酸味です。
お刺身などの美味しい生の魚以外にも、そうめんのダシにもかけたりするのが、高知県ならではの風習かもしれません。酢の物やお寿司にも使ったり、これから旬を迎えるメジカの新子にも、それはもう!よく合いますね。焼酎の割材にもいいかもしれません。
どろめも食べることができました。
どろめについて詳しくは、以前に行ったどろめ祭りの様子をご覧ください。
清水サバの棒寿司も美味しかったです。
プリプリの新鮮な清水サバを寿司にして食べるのは、これまた格別です。当店も昆布を乗せた清水サバの棒寿司を販売しておりますが、当店とは見せ方がちょっと違いますね。半分だけ皮をはいでいるのでしょうかね。
最後にはたけのこにあおさを乗せた天ぷらを頂きました。
四万十川のあおさのりは、四万十川河口にて淡水と海水が入り混じる汽水域で採れました青さのりです。色は濃緑で柔らかく香りがいいのが特徴です。うどんやそばにそのままかけてもいいですが、やっぱり天ぷらにして食べるのが最高でしょう!
こんな感じで高知の食を堪能したわけですが、外に出るといっぱいの人がいました。そうです!この日はよさこい祭り本祭の最終日だったのです。この居酒屋までたどり着くのにも、道が渋滞おり、渋滞にはまって、よさこい祭りがあることに気づきました。よさこい祭りが開催されるこの時期はスーパーの方も繁忙期を迎え、なかなか夜出ていける余裕もなかったので、そんなことは頭から飛んでいました(笑)
実はよさこい祭りを帯屋町商店街の間近で見るのは初めてかもしれません。
幼い頃に祖父・祖母に連れられて、梅ノ辻近辺でよさこい祭りを見たのは今でも記憶しています。特に有名な連を知っているわけでもなく、少林寺拳法の型を舞いながら踊っていたチームは覚えています。間近で見るとこんなに臨場感があって、楽しいものなんだと初めて知りました(汗)山の中にいるとよさこい祭りの盛り上がりを全く感じることがありませんので、驚きでした。よさこい祭りに燃える・ハマる人を何人か知っていますが、その理由がわかったような気がします。
この商売を続けている限り、よさこい祭りを始めから終わりまでゆっくりと見ることができるのは一生ないとは思いますが、少しでもその楽しさを感じることができ、よかったです。機会があれば一度は踊ってみたいなーとも思いますが、よさこい祭りで踊ると少しは痩せるかもしれませんね・・・(笑)