納豆を発注ミスにより大量に納品され、どうなることかと思いましたが・・・

昨日2014年4月26日のお話です。

 

朝出勤すると、日配を担当者している女性社員が涙ぐんでいるではありませんか!?普段どんなに怒られても涙を見せたことがない(影では涙を流してるかもしれません)女性社員が泣いていることに驚き、一体何があったのかとビックリしました。

すると、本来納豆を24個発注すればよかったのですが、発注単位を間違え、なんと12個入り×24ケースが納品されました。ということは、288個の納豆が朝店に来ると山積みされていました。更にはおおとよ店の納品分も同様で、全部で580個近い納豆があったのです。

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こんな台車に3台ほどありました。

 

大量に納品されたのは、CGCタカノの極小粒納豆3Pという商品で、当社のプライベートブランド(CGC)になります。

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先月の販売実績ですが、末広ショッピングセンター本店、おおとよ店の2店舗でも1ヶ月180個売れた商品で、日販にしても約6個ぐらい売れている商品です。ちょうどこの日は日替わり特売に入っていることもあり、いつもより大目に発注したようです。それが、580個も納品があったので、驚きから、最後には落ち込んでいました。

 

涙ぐんでいた女性社員も気持ちを切り替え、どうやったら売れるかを必死に考えました。まずは素直にあったことをPOPに表現しました。

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あまりの大量の量なので、実際価格も若干下げていますが、価格よりも彼女の泣いている様子が目についたようです。

実際の売場社員はこんな感じで、普段の売場から大きく面積を広げ、大きなPOPをつけました。

IMG_9755更には納豆売場だけでなく、各売場責任者と交渉し、鮮魚売場でも売ることにしました。これが午前中の話ですが、午後には更に売場を色んな個所で販売し、最後には干物・漬物・野菜売場まで納豆が並んでいました(笑)普通全く関係ないところに納豆があるので、スーパーの原理原則からは外れるのですが、それだけ必死だったということでしょう。しかも全然関係売場でも売れるのだから驚きです。

 

私も少しでも協力できないかと、その日のお昼は納豆ごはんにしました。二人で3個入りを2パック購入し、一人1パックがノルマです。

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まずはスタンダードにたれと辛子だけで食べます。

もう1パックはちりめんじゃこと一緒に食べます。

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これでお腹一杯になり、一人3個パックを食べ切るのは無理でした。賞味期限が5月2日または3日まであるので、それまで約一週間毎日食べ続けたら、風が吹いたら痛い病気が再発したらどうしようという、今となってはくだらない心配もしながら食べました(笑)

納豆は健康食品と思っている方が大半かと思いますが、なぜ痛風に良くないのでしょうか?それは、納豆にはプリン体が多く含まれているからです。プリン体は体内で尿酸へと変化し、痛風の原因になるのです。納豆は大好き食べ物の一つなのですが、たまに食べるぐらいでできるだけ控えておりました。

私だけではなく、多くの社員さんも協力してもらい納豆が苦手な人以外は、何パックを購入していた姿をよくみかけました。更にはご来店頂いたお客様に「今日は納豆を食べんといかんよ。」と言って積極的にオススメしてました。

 

あとは、株式会社末広のFacebookページでもご案内させていただきました。多くの方から「購入するよー」というコメントを頂いたり、「納豆は苦手なので食べれないからシェアします」という方もいらっしゃいまして、本当に多くの方に助けて頂きました。更にはこの商品を仕入れているお取引先の社長さんから「大丈夫?」との電話も頂き、本当に感謝しております。

 

普段ご指導を頂いておりますコンサルタントの方より、せっかくの機会なので、どうやったら納豆を売り切るか!とアイデアを出そうと社員と一緒に考えました。

納豆を売り切る

ブレーンストーミングという会議発想の一つで、集団でアイデアを出し合うことによって相互交錯の連鎖反応や発想の誘発を期待する技法だそうです。このアイデアを出すのに、ルールはたった二つ。

一つは出したアイデアを他の人が意見したり、批判を言わないこと。

もう一つは、とにかく量を出すことに集中すること。質より量が重要で下らない内容でもどんどんアイデアを出すことに意味があるようです。

ということで、30分近くで約100以上のアイデアが出ました。中には実現が難しいもの、お金がかかるものなどもありますが、納豆の販売だけでなく、今後の単品を大量に販売する際にはこのアイデアを活かすことができそうです。上の画像はモザイクを入れておりますが、もし興味がある方にはモザイクなしのアイデアをお見せしますので、このブログのコメント欄にでもコメント頂ければと思います。

 

おかげさまをもちまして、昨日1日でレジを通過した商品だけで約350個を販売することができました。更にはケースで欲しいとご予約を頂いたお客様も何名かいらっしゃいまして、完売とはいきませんが、なんとか販売の目処を立てることができました。

今回の一件で感じたことは、多くの方に助けて頂いたのを痛感しております。私以上に発注ミスした女性社員が一番感じていることでしょう。ピンチはチャンスとよく言われますが、今回のミスが大きな影響を与え、成長するチャンスだと思います。

 

本当に多くの方々にご協力・お助け頂き、本当にありがとうございました!この場を借りてお礼申し上げます。今後とも末広をどうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

 

 

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