観光ではありません。外国人技能実習生採用のためベトナムへ。

ベトナム

4泊5日にて、ベトナムのハノイの行って来ました。何名かの方は観光で行っているのだろうと思っている人もいましたが、視察を除きビジネスで海外に行くのは初めてかもしれません。今回の目的は、外国人技能実習生を採用することです。

外国人技能実習生とは?

外国(主に新興国)の方が日本の企業で働くことにより日本の高い技術を身につけ、その国の発展を担う人を育てる「人づくり」を目的として創設された国際協力のための制度です。来日して企業で働き、技術を磨く事で、日本の製品の品質管理や、製品がどのように生まれているのかを実体験として学ぶことが出来る制度で技能実習生(研修生)達とその母国にとって非常に有益な制度となっています。

 

主に製造業を中心にこの制度が利用されていましたが、近年「惣菜加工」にも範囲が広がったこともあり、大手スーパーなど既に受け入れが始まっています。ある大手スーパーでは200名ほど実習生を受け入れすると新聞報道がされていました。企業の規模によって受け入れできる人数が異なりますが、当社2名となります。

採用するにあたり、7名のベトナム人女性を面接しましたが、どの子も目がキラキラ輝き希望に満ち溢れている印象を受けました。年齢的には18~27歳までの若い女性です。その彼女たちが文化も言葉も違う国に来たいのか?なぜ日本で働きたいのか?という質問をぶつけたところ、一人の例外もなく家族を楽にさせたいという答えでした。

ベトナムは人口も増え文化も発展してきましたが、まだまだ裕福な国とは言えません。多くの方は農業で家族を養っており、その収入は日本円で1万から2万円です。幼いころ貧しくて、親自身が食べたいのを我慢して、子供に食べさせてくれた。その様子を思い出すと、親や家族を楽にさせたいという気持ちになるということです。その状況を思いだして、面接中に涙する女性もいたので、私はビックリしました。

一日がかりの面接でしたので、ここまで長時間の面接は経験したことはありません。更にはこんなにも多くの質問もぶつけたことはありません。面接を終えると疲労困憊でしたが、ベトナムの美味しいものが食べれると思うと元気になるものです。

彼女たちが日本に来るのは半年後になりますが、当社も人が定着すると、安定的にものづくり、商品づくりをすることができます。文化も言葉も違いますが、当社も変化の時だと思っています。我々もきっと彼女たちから学ぶことがたくさんあります。

 

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