早くも年末年始の準備!?皿鉢(さわち)料理の検討会を行いました。

皿鉢

3月中旬に皿鉢料理の検討会を行いました。このようにずらりと皿鉢料理が並ぶと圧巻です。どれも内容が異なっておりますので、今年の年末年始に向けての検討を、実際に組み直しながら、試食しながら行ったわけです。ここで改めておさらいですが、

皿鉢(さわち)料理とは?

皿鉢とは、口径36センチくらい以上の浅い大皿いっぱいに、これでもかというくらい料理を盛り込んだのが、皿鉢料理です。皿鉢料理のことを組み物と呼びますが、お寿司が入ったものを組み込みと呼びます。和え物・揚げ物・煮物・練り物・焼き物などのお惣菜だけが入ったものは、組み物と呼びます。

あと、皿鉢料理と聞いて印象的なものは、女性がお酒を飲むための料理であること!高知県の女性は男性に負けるどころか、お酒に強い女性が多いのは、間違いない事実です。そんな県民性ですので、男性だけは料理を囲んで飲み、女性がそのお世話をするということにはなりません。そこで、女性が何度も席を立ったりしなくてもいいように、ゆっくりお酒を飲めるように、こんな大皿の料理ができたというエピソードは今でも忘れることができません。

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女性が落ち着いてゆっくりと飲むための皿鉢(さわち)料理とは!?席を立つのはアレを取りに行くときだけ。

 

皿鉢

各部門の責任者が一同に集い、あーでもない、こーでもないといいながら、検討を重ねます。以前は責任者が決めたものをそのまま採用することが多かったですが、このように意見をいい合うようになると、その責任者一人に責任を押し付けることがなくなり、皆で決めたものと意思統一ができるようになるかと思います。

皿鉢

どっちがいいのかわからないので、中には提案される皿鉢もあります。年末年始ぐらいは豪華な刺身を食べたいですよねということで、ウニを盛ることを検討しているようですが、二種類のウニにどちらにするか悩んでいるとのことです。見た目は左側のウニがいいが、味は右側のウニの方がいいと。果たしてどちらのウニになるかは、お楽しみに。

12月までまだ9ヶ月近くあるのに、なぜこの時期に皿鉢料理の検討会をするのか!?

それは、食材がこの時期ぐらいまでしかないからです。以前は年末年始の約三ヶ月前ぐらいに検討して撮影をしていましたが、その時期だと食材がないことが多いのです。例えばイチゴだとか、伊勢エビ・カニなどは寒くならないといいものが出てこないことが影響します。ですので、毎年変化のない皿鉢料理になっていたのも、そのせいもあったりします。食材があるうちに、記憶が残っているうちに検討会をしようというのはそのためです。

皿鉢

年末年始が近づくと気忙しくなりますので、3月ぐらいのゆっくりした時期にアイデアを出せるのがいいですね。今年はこのように、にぎり寿司と巻寿司、姿寿司の組み物を作ってみました。販売する際には若干の変更があるかもしれませんが、新しい商品ができるのは間違いありません。お子様が多いご家族に向けてのセットです。

皿鉢

おせち料理も一部変更しました。こちらはその一部ですが、特に鮮やかな緑色が印象的な四方竹の煮物が印象的です。四方竹については、別の機会で触れたいと思っています。これらの料理を見ると、今年の年末年始が早くも楽しみになって来ましたね。

 

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