こんなにも広い羊羹売場は当店ぐらい!?末広オリジナルの昔ながらのようかんはなぜか人気の商品です。
今年もあと三日ありますが、年内のブログ更新は厳しくなってきましたので、今回のブログでたぶん今年最後の更新になりそうです。今年も私のブログにお付き合い頂き、ありがとうございました!今年の途中から方向を変え、記事の内容を重視したブログを書くようにしました。文字ばっかりで読みづらいとおっしゃる方もいらっしゃいましたが、1000文字〜2000文字を目処にブログを書くようにしていますので、ご了承ください(笑)
さて、末広ショッピングセンター本店、おおとよ店ともお正月用の商品を多く販売しておりますので、ガラッと変わった売場になっております。その中の一つで、他県から来られた方は珍しい!と思われるのは、羊羹の売場です。この年末が差し迫った時に他店のスーパーを視察する余裕がありませんので、はっきりとは言えませんが、自社のようかんで約6尺(約180cm)の売場があるのは、全国的にも当店だけかもしれません。
末広特製あずき羊羹とは?
すえひろ屋ができて以来手作りしている甘味です。50年以上の歴史を誇ります。北海道のあずきを半日かけて作ります。材料は昔から小豆・寒天・砂糖・水飴・食塩だけ。シンプルだから素材と腕が勝負です。硬めのようかんに仕上げていますので、高知の郷土料理「皿鉢」の一品にもなります。辛党の酒豪が酒のアテにして食べるあっさりしたヨウカンです。もちろん、お茶うけにも最適。高知ならでは淡麗辛口ようかんです。
小豆がたっぷり入った羊羹(ようかん)。懐かしい優しい甘さが、体に染みいるようです。あつ~い日本茶と一緒にいただくと、ホッコリします。
末広特製ニッケイ羊羹とは?
ニッキの辛さがたまらない。鮮やかな色が美しいニッケイ味の羊羹です。ニッケイ羊羹は、好き嫌いがはっきりと分かれますが、一口たべるとニッケイの爽やかが口に広がり、なんだか懐かしく思えるようかんです。ニッケイ羊羹は末広じゃないとだめ!という方もいらっしゃるほどです。
ニッケイとは?
ニッケイとは、クスノキ科ニッケイ属の一種の常緑高木で、ニッケやニッキとも呼ばれています。樹皮は緑黒色で経皮とも呼び、香料として利用されています。小枝を桂枝といいます。昭和生まれの「ニッキ水」を思い浮かべていただければ、色や味がよく分かると思います。ほんのり甘苦く、ピリッとした味わいは、クセになる味です。
ニッケイの効能には、身体を温める作用があり、発汗、発散作用、健胃作用を持つ生薬として利用されており、漢方でも多く使われています。
この二つのようかんが当社の売れ筋No.1、No.2になります。その他にもあずきの羊羹をベースに栗やゆずが入った羊羹も人気です。ようかんを食べるのは高知の昔ながらの文化なのかと勝手に思っていましたが、ネットで検索をかけてもそのような内容はほとんど出て来ません。どうやら昔ながら作り方で手作りしている、当社の羊羹が支持して頂いているんだなということが、改めてわかりました。
おおとよ店でも羊羹はよく売れているようで、この地で愛されていることがわかりました。当社のおせち料理や皿鉢料理には必ず入る甘味ですので、お祝い事には欠かすことができません。
今年も私のブログにお付き合い頂き、ありがとうございました!来年も高知の土佐の旬の美味しいものを紹介して行きたいと思いますので、ご興味のある方はまたご覧ください。「いっつも美味しいもんばっかり食べて。」と言われることもありますが、これも仕事の一つですので、どうぞご理解を(笑)来年は美味しいものだけでなく、「健康」にスポットをあてた内容にできればと思っています。
では、皆さん、よいお年をお迎えください。