黒塩を作っている海工房さんにお邪魔してきました!
先日、黒潮町にある海工房さんにお邪魔してきました。
すえひろ屋では、塩タタキにつける「黒塩」でお世話になっております。
今回はじめてお邪魔させていただきました!
まずびっくりしたのは…立地!
塩づくりされているので、海の近くにあるかと思ってました(勝手な思い込み…)
国道を北に、ちょっと山道をのぼったところにありました(ちょっと迷いかけました)
代表の吉田さんに、いろいろ教えていただきましたよ!
塩ができるまでの工程がまとめられている資料もいただき、とてもわかりやすかったです!
海工房さんでは、カン水設備(カン水:海水の濃度を上げたもの)は、海のそばにあり
カン水から塩を結晶させる工程は、お邪魔したところ(海から少し離れた場所)にあるとのことです。
タンクにカン水をいれて、運んでくるとのことです。
黒塩町の海岸は、公園にも指定されており、建設可能な土地は簡単に見つからないとのこと。
上記の写真は、黒塩をつくる釜!
一般的には小規模の製塩所では、鉄の釜が多いそうですが、こちらではステンレス製を使用!
釜は2つあって、1つ目の釜で、カン水と海藻・カジメを5時間ほど煮詰めます。
ミネラルの中で最初に結晶化するカルシウムと、カジメの沈殿ができます。
上澄みだけを、2つ目の釜に移し、本炊きをおこないます。
炊くのにつかうまきは、三原村や大月町の間伐材!
塩を作ることで、森がきれいに手入れされます!とおっしゃってました。
実は、黒塩に欠かせない海藻・カジメが最近ではほとんど採れないそう…
以前は、台風が通りすぎると、浜辺に勝手に打ちあがってた…というほど手に入りやすかったのですが
気候変動や、今年は台風の進路が高知からはずれていたので、手に入らないといってました。
塩づくりにまで影響があるとは…驚きました。
下の写真2枚は、完全天日でつくる「美味海(うまみ)」という塩の製造風景。
ビニールハウスの中での作業は、夏場大変だったとのこと…
訪ねた日は10月でしたが、うっすら暑く半袖でも過ごせるほど。
ハウスの中はもちろん暑かったです。
塩の結晶する様子も初めてみて、神秘を感じました。
毎日攪拌して、結晶し始めたら1日2回もみほぐして…それを10~4週間(季節によって変動)繰り返すことで
ゆっくり結晶化し、商品になるとのことです。
これからは、黒塩いただくとき、手間暇を思い出して味わおうと思ったことでした。
本日の担当、北村でした!
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