タラの芽・イタドリ・コシアブラなど、嶺北地域は山菜の王国です。
先日、青果部の作業に入っていくと、どっさりとタラの芽が入荷していましたので、思わず写真を撮ってしまいました。
4月の「土佐の旬のうまいもん頒布会」の中に、高知県産のタラの芽が入っていますので、地元の方に協力をお願いし、収穫してもらったものを仕入れたものです。元々は別の所から仕入れる予定でしたが、アテが外れ、急遽地元のの方にお願いしたのですが、あっと言う間に集めて頂けるのは、この中山間地域ならではないでしょうか。
ちなみに、たらの芽とは?
タラの芽はウコギ科のタラノキの新芽の事で、この新芽の部分を山菜として食用とします。ほのかな苦みや、もっちりした食感が春を伝える食材として人気があり、山菜の王様とも言われています。天ぷらで食べるのが一番で、私個人的には塩で食べるより、天つゆで食べる方が天つゆの汁で衣が柔らかくなり、食べ易く美味しいと思います。さらに、男だら(オンダラ)と女(めんだら)があり、いばらがある方が男だらで食べても、あまり美味しくありません。私の両親の家では、このたらの木があり、栽培というか自然に育っていきますので、この時期は天ぷらで食べるのが楽しみの一つです。
山菜と言えば、先日行った居酒屋一休さんでも、美味しい山菜が一杯でてきました。
住所: 〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1446−1
電話:0887-82-0116
ここに来たら、イタドリの炒め物は欠かすことができません。炒め物ですが、汁というか出汁というかイタドリから出た水分というか、これがよく合います。イタドリについては、過去に記事にしていますので、コチラをご覧下さい。
山菜の王様がたらの芽なら、山菜の女王はコシアブラです。
こちらもたらの芽同様、天ぷらで食べるのが美味い!ですが、塩がいいですね。なんと言っても、香り高い上品な味がする山菜です。当店でも産直の「おうぎ市」に出荷されることが、たまにありますが、あっと言う間に売れてしまうほどの人気の山菜です。
こしあぶらとは?
コシアブラとは、ウコギ科ウコギ属の落葉高木です、名前の由来は昔、この木の樹脂(あぶら)を絞り、濾したものを漆(うるし)のように塗料として使っていたそうです。たらの芽とは違って、木の幹がツルツルしていて、トゲがありません。なぜ山菜の女王と呼ばれているかは、確かのことはありませんが、トゲがあるのが男性、トゲがないのが女性かもしれませんね。この時期しか食べることのできない、山菜の中でも希少価値の高いものですので、もしどこかの産直市で見かけたりした時には、絶対に買うことをオススメします!
一休さんは、山菜以外にも美味しいものがたくさんで、初鰹の刺身を頂きました。
普段は皮なしの鰹の刺身を食べることの方が多いですが、皮ありは見栄えもよく、銀色の皮が美味しそうに見えますね。
この日は社員さんの慰労もかねて、多くの人数で行ってましたので、いつもより多くの品が出て出て来ます。子供もいましたので、子供にはまずお腹がはるチャーハンを食べさせておくと、喜びます(笑)
パラパラのチャーハンに、ぶなしめじが入ったものは珍しいですよね。普段は菌茸類が苦手な私ですが、このチャーハンに入ったぶなしめじは美味しく食べることができます。
鉄板メニューをもう一つ。
シンプルなもやし炒めなのですが、シャキシャキなもやしと豚肉が絶妙にマッチして、こちらも行けば必ず頼むメニューの一つですね。
田舎こんにゃくをポン酢だけで食べるというのも、この地域ならではかもしれません。
画像を見てわかると思いますが、普段よく食べるツルツルのこんにゃくではなく、どちらかと言えば、ザラザラとした食感のこんにゃくです。そうでありながら、ぷるんとした歯ごたえもしっかりとあり、ザラザラしていますので、表面に味がよく染み込みますね。
源流酒をコップに満タン入れてもらい、コップ酒とよく合う食事ばかりです。
他にも焼鳥やら串揚げなどの肉料理も食べましたが、写真をアップするのが面倒くさくなってきましたので、これぐらいにしましょうか・・・(笑)
山菜の話をしていたつもりが、いつの間にか居酒屋のメニューの話になってしまいましたね。前回も居酒屋の話でしたけど、毎回こんな美味しいものを食べているわけではなく、食べてものを記事にしているだけですから。確かにサラリーマン時代よりは、外で美味しいを食べる機会が増えましたけどね。ご理解下さい。