今しか食べることができない特別な魚とは!?中土佐町「久礼大正町市場」でのお昼ご飯。
四万十町で仕事があったため、その前に中土佐町で途中下車してお昼ご飯を食べることに。美味しいものを食べるのであれば、少々の移動は苦になりません(笑)この秋の始まりにしか食べることができない魚があるので、自然と久礼大正町市場まで足が向いてしまいます。
【田中鮮魚店】
住所: 〒789-1301 高知県高岡郡中土佐町久礼6382
電話:0889-52-2729
営業時間:9:00~17:00
定休日:基本第4火曜日(祝日の時は前後の火曜日)
久礼大正町市場の中でも、圧倒的な人気をほこるお魚屋さんです。見た目は普通のお魚屋さんなのですが、お店の前には食堂があって、お魚屋さんでかったお刺身や鰹のタタキを、食べやすいように切ってもらい、その食堂で食べることができます。食堂ではごはんとお味噌汁だけの提供ですが、250円でご利用できます。
この写真のものは、二人前で1200円ちょっとでした。ごはんとお味噌汁代を入れても、800円ちょっとで新鮮な魚を思う存分味わうことができる画期的なシステムです。
私の友人のFacebookを見ていると、よく投稿されていますが、今しか食べることができない特別な魚とは、そうですメジカの新子ですね。私の過去のブログを振り返っても、この時期には必ず食べています。
土佐町にある居酒屋「りぐる」では、須崎で揚がったメジカの新子が食べることができるんです!
メジカとは?
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高知県中西部周辺では、ソウダガツオの事を「メジカ」と呼びます。メジカは鮮度が落ちやすい魚の為、一般の市場には出回っていません。須崎市や中土佐町など、新鮮なメジカが手に入る場所でのみ食べる事が出来る特別な魚です。
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新子とは?
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生後1年未満のメジカの稚魚は新子(シンコ)と呼ばれ、押し返すようなもちもちとした食感が特徴です。メジカの新子が食べられるのは8月~9月の間だけ。上にも書いてあるとおり、鮮度落ちが激しいので、須崎市・中土佐町などの現地でしか食べることができません。
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普段はミラーレス一眼レフを持って行ってるのですが、この日は本格的な一眼レフを久しぶりに手にしました。接写で撮りやすいのはいいのですが、ちょっとピントがちゃんと合ってないですね・・・
この日食べたメジカの新子は特にモッチモチで美味しい刺身でした。メジカの新子に刺身醤油に、左側に見える柑橘類「ぶしゅかん」を絞ると更に美味しく食べることができます。
ぶしゅかん(仏手柑)とは?
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酢ミカンの一種。ユズやミカンの仲間で、高知ではぶしゅかんと呼ばれています。一説によると仏像の御手にのっている「宝珠」に似ていることから“仏手柑=ぶしゅかん”と呼ばれるようになったようです。高知では美味しい魚に欠かせない存在で、地元の人からは「酢の王様」として愛されています。見た目は徳島県特産のすだちにもよく似ていますが、すだちより酸味が強く、フルーティでまろやかな酸味です。
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メジカの新子の表面にもぶしゅかんの皮をすったものをまぶしております。これだけでも爽やかな香りが口の中に広がり美味しくいただくことができます。週末になると大混雑しますので、できれば平日行くことをオススメします。この日は平日の11:30頃に行ったので余裕で入れましたが、食堂はあっという間にいっぱいになり待ち時間が必要となっていました。平日の12:00前までに入っておきたいですね。