第一回末広田植えイベントを晴天にも恵まれ、無事開催することができました。
昨日は第一回末広田植えイベントを、土佐町南泉の田んぼにて開催しました。親子で参加された方がほとんで約20名の参加者になりました。最初は参加希望人数が少なく、無事開催か心配でしたが、何とか形になり、ほっとしております。ありがとうございました。
まずは田植えを始める前に、すえひろおんちゃん(弊社会長)のお米作りのこだわりについて、私の方から子供でもわかるようなクイズを5問用意させてもらいました。
農薬を使わずに有機堆肥でなぜお米を作るのかを、当社のこだわりを子供にもわかるように説明させてもらいました。毎日食べているお米に少しでも興味を持ってもらえたら幸いですし、できることなら、安心・安全な食べ物を食べてもらいたいですから。
5問中3問正解すれば、あとでさめうらフーズさんが作るアイスクリンが食べれることもあって、子供達は必死で考えていました。
3問正解できなくても、アイスクリンはプレゼントしますけどね(笑)ちょうどこの日は暑かったので冷たいアイスクリンがピッタリでした。
すえひろおんちゃんより、お米の品種や田植えの仕方について説明させて頂きました。
残念ながら今年は苗に養分が行き渡らず、出来があまりよくないとのこと。農薬を使わずに有機堆肥で育てるお米作りを始めてから約12年になりますが、満足の行くお米作りが出来た年は一回もないとよく言っています。それだけ毎年環境・状況が異なるということですね。
人間が手で植えて行きますので、まっすぐに田植えできるように、このような定規みたいな木枠を使って田植えをしていきます。
実際にやってみたらわかりますが、等間隔に苗を植えていくのはなかなか難しいものです。
では、いよいよ実践!
子供達も始めて田んぼに足を取られながら、一緒に参加しようと必死です。この田んぼには農薬を使っておりませんので、色んな生き物がどっさりいます。おたまじゃくしにカエルはもちろん、アメンボにトカゲなどなど。子供達は田植えより生き物を捕まえるほうに興味があるようでしたけど、強制参加です(笑)
参加者も物凄くいい笑顔で田植えを楽しんでいます。
ちなみに右側に見える青い帽子をかぶったおぼっちゃんは、自由な性格の持ち主のようで、最後には上から下まで泥んこまみれで、こんなにも汚れて大丈夫なの?とこっちが心配しましたが、本人はそんなことを気にすることなく楽しんでいました(笑)
お米について考えるいい機会になればと、今年入社した新入社員にも参加してもらいました。
私もそうですが、手で植えるのがこんなにも大変なのかと痛感したのではないかと思います。
私も一生懸命田植えをしましたよ。
田靴をはいて田植えをしましたが、思った以上に地面に足を取られ、思う様に足を運ぶことができません。翌日には心地よい筋肉痛が訪れてきました。
田植えする時間は正味1時間ちょっとで、終了予定時間までに1反半の田んぼ一面に田植えを終えることができませんでした・・・
しかも人間の直線感覚とはアテにならないもんで、あの木枠の定規のような機材をつかっても、こんなにバラバラに植えてしまっています(汗)田植えの機械が普及するまで、昔の人はこれを手で植えていたのは本当に驚きです。すえひろおんちゃん曰く。せっかくなので手直しせず、この状態のまま置いておくそうです。自分がどこを植えたかわかるようにと。
全部終えることができませんでしたが、早明浦ダムの上にある公園に移動して、そちらで昼食です。
肉体労働をした後のご飯は美味しいこと!
すえひろおんちゃんのお米を使ったおにぎりに筍やこんにゃくの田舎寿司も入っていました。更には山菜にリュウキュウの酢の物まで。お腹いっぱいになるご満悦のお弁当でした。
無事田植えイベントを終える終えることができ、色んな課題や反省点が見えることができました。まずは時間配分が悪く、正味田植えする時間が短くて田んぼ一枚田植えが終えれなかったことが一番の反省点ですね。今回は私の友人を中心に参加して頂きましたので、色んなアドバイスを頂きました。
豪華なお弁当にお茶もついて、参加費1000円は安過ぎる。自分の車で田んぼに乗り入れることも出来る上に、手や足を洗う水路もあるので、もっと価値を高めて参加費を上げてもいいのではないか。せっかく嶺北まで人を呼ぶのだから、エビフライや鶏の唐揚げより、もっと地元の食材を使用したらどうか。
安心・安全がキーワードなので、添加物の入っていない食材でお弁当を作ってみたら。田植えとお弁当だけでなく、宿泊もセットした企画ができないか。土佐あかうしのBBQが食べたい。お米(酒米)を植えて、お酒を作る背景やストーリーをもっとアピールして、田植えから草刈り、収穫、試飲会、更には参加者に販売までしてもらう一連の企画を考えてみても。
などなど多くのご意見を頂き、ありがたい限りです。秋には収穫のイベントをやろうと考えていますので、今回頂いたご意見を反映する形にしたいと思います。田植えに参加していなくても、収穫の時には全然参加してもらってかまいませんので、いかがでしょうか?
田植えを終えた娘が夕食時に「なんでおじいちゃんの田んぼは農薬をしないの?」と聞いていたのが印象的でした。少しでも興味を持ってもらえたら、このイベントを立ち上げた意味がありますね。
参加された皆様には本当にありがとうございました!また収穫の時にはぜひお越しください。